看護師国家試験
看護師(正看護師)になるには国が行う国家試験に合格しなければならないのですが、試験(一夜漬けをしたという人も多いのでは)を受けるには資格が必要です。その資格(取得していると自分の能力の証明になるでしょう)は厚生労働大臣(社会福祉と労働を担当している省庁の大臣になります)指定の看護師養成校等で所定の単位を修得し卒業しなければなりません。また、国家試験受験資格の取得は一つだけではなく、幾通りかあるので自分の環境にあった方法を選ぶことが可能です。
中学校卒業後に高等学校衛生看護科で3年間学び卒業そして都道府県知事が行う試験(時々、全然問題が解けなくて焦る夢をみることがあります)に合格すると准看護師になれます。それから専攻科で2年学んで卒業し国家試験(実際に実施するのは国から委託を受けた機関であることも多いでしょう)に合格すると正看護師の免許を取得する事ができます。
また、高卒の場合は看護専門学校で3年間学び卒業後に国家試験(特定の資格がないとできない業務があったり、資格を持っている人だけができる業務もあります)に合格することで看護師免許を取得できます。また、看護短大や看護大学卒業後、国家試験に合格するこおとで看護師免許を取得することができます。看護大学では保健師や助産師を履修し卒業すれば看護師免許だけではなく保健師、助産師の国家試験を受けることができるので卒業後の就職(仕事についていない期間が長いほど、次の就職が困難になってしまいがちです)先に幅が広がります。また、医療機関によっては看護大学卒業者のみに管理職の資格を設けているところもあります。
看護師国家試験について
看護師になりたけれね看護師の国家試験に合格しなければなりません。試験の内容は以下の通りです。人体の構造と機能、疾病の成り立ちと回復の促進、健康支援と社会保障制度、基礎看護学、成人看護学、老年看護学、小児看護学、母性看護学、精神看護学、在宅看護論及び看護の統合と実践。
看護師国家試験の出題形式は四肢択一、五者択一、五者択二のマークシート方式(ある進学塾の調査によると、文章で回答する記述式や記号を回答する選択式よりも、マークシート方式を好む大学受験生が多いそうです)、写真など視覚(ほとんどの人は視覚情報に頼って生活していますね)素材をとり入れたものになっていて午前と午後に分かれて試験(対策は万全にしておかないと酷い結果になりがちです)が行われていることでしょうね。
合格基準は年度によって変わりますが、平均的な数値は必修問題が50点中40点以上。一般問題+状況設定問題が250点中163点以上です。また、合格率は毎年90%前後となっています。看護学校で真面目に勉強をしていれば問題なく合格できるので合格率(受験者に対する合格者の割合ですよね。受験する時の目安にされます)はかなり高いものと思われます。また、看護師国家試験がおこなわれる時期は年1回2月下旬に行われます。合格発表は3月下旬から4月上旬になります。卒業した時点でほとんどの学生は就職先が決まっているのでほとんどの学生は就職先の勤務地で合否を知らせてもらうことになります。